菌糸ビンの交換

2本目以降の菌糸ビン交換

前回から2ヶ月以上経過し、ビン側面から見て食痕が多く、その付近が褐色となっている場合は次のビンに交換を行ってください。白い部分が残り2~3割になったくらいが交換の目安です。 また、目に見える食痕が小さくて菌床の大部分が残っているように見える場合でも、3~4ヶ月程度で交換を行ってください。 それ以上の期間入れたままにしておくと、菌糸の劣化により幼虫に悪い影響を与える場合がありますので、必ず交換するようにしましょう。

1.オガ粉を掻き出す

スプーンなどを使って丁寧に、幼虫に気をつけながら徐々にオガ粉を取り除いてください。幼虫が見えない場合には特に注意が必要です。

2.幼虫を取り出す

スプーンで幼虫を取り出します。幼虫には手で直接触れずに、幼虫が傷つかないようにスプーンなどで取り出すようにします。取り出したらグラム計で幼虫の体重を量り記録します。

3.次のビンに入れ替える準備をする

入れ換えるビンの肩口にある菌床の白い部分をごっそり取り除き、幼虫を入れるための穴を空けます。

幼虫が15g以上ある場合はG-pot1200cc又は1500ccに入れ換えることをおすすめします。外国産ヒラタや外国産ノコギリなど、50gを超える特大型幼虫には2000cc、パラワン・ギラファなどの超特大幼虫には3000ccボトルがオススメです。

4.次のビンに幼虫を投入する

取り出したときと同様にスプーンで幼虫をすくい、新しい菌糸ビンに投入します。やはり幼虫にストレスを与えないように丁寧に行います。

投入した幼虫の上から入れ換え前の菌糸ビンのオガ粉をふりかけると、入れ換えによる幼虫のストレスを軽減し、新しい寝床に早く慣れるようにすることができます。

5.フタをして完了

入れ替えた菌糸ビンにフタをして完了です。 入れ替えはやはり、幼虫がストレスを感じやすくなりますので、素早い作業が必要となります。清潔な環境で、慎重かつ、手早く終わらせるようにしましょう。


→ G-potシリーズのご使用について