発表!第23回クワガタ飼育レコード・コンテスト!! 2023年10月発売。<A4変形版>
【出版社からのメッセージ】
89号(秋号)は恒例の『飼育レコード発表号』です。
今期は応募数が非常に多く、ここ10年で最多の80種以上が更新されてきました。今期はノコギリ、コクワ、ミヤマが多く、時点でホソアカ、ヒラタ、ツヤが同数という感じで、オオクワやネブト、その他は非常に少ない年となっています。
日本産も11種が更新されており、昨年に引き続いて今年もオオクワガタの応募がありました。いったいどこまで大きくなるのでしょう。また、台湾からのご応募がこれまた多く、日本人的には若干マイナー感のある種が多いながらも驚くようなサイズ・形状の個体がいくつもいます。日本のブリーダーも負けてはいられませんよ!
飼育記事は今期更新された種の中からフジタミヤマ、チュウゴクコクワ、メタリフェルホソアカ、スジクワガタの飼育記事を、それぞれのレコードホルダーの方々にお願いしました。意外と飼育情報の少ない種なので、なんらかの飼育の参考となることは確実です。
オオクワガタの採集記は、いつもび~くわ横丁のイラストをお願いしているてらかわよしこ先生にオオクワ採集に同行してもらい、それをマンガ化していただきました。なにげなく読んでいるだけの採集記と違い、採集の完全素人がプロについていったらどうなるのかがよくわかります(いや、わからないかも)。離島採集は普段はまったく名前も聞かないようなマイナー島である山口県見島と長崎県的山(あづち)大島の採集記で、大型ヒラタが連発する内容はうらやましいの一言でしょう。
好評連載陣は、『オオクワガタ検証企画』では1齢幼虫の食べている場所から成長具合を予想、『虫のためなら、どこへでも!』は台湾採集の様子、『隙間産業的飼育』はティビアリスホソクワガタの飼育法、『ホペイの世界』では形状追求についてさらに深いところまで、長坂氏のオオクワ採集ではyoutube撮影への同行、たえたそちゃんねるでははじめてのヒメオオ採集、小島氏のスパテクはヒラタの分化について、それぞれ紹介しています。
とにもかくにも飼育レコード発表で現在のブリード技術を理解して、来年のブリード計画を立ててみてください。